神社でダンスについての私見
皆様もご存じかもしれませんが、テレビでこちらの件が取り上げられていました。
話題となっている、福岡県北九州市『神武東征の宮 岡田宮』による、「キャラクターと巫女のダンス」も放送されました。
記事内では、
《パロディで素人がやるのと神職が神社内でやるのとでは意味合いが変わってくる。海外に向けて神社はふざけていい場所であると誤解を招くのでやめたほうが良い》
《踊っても良い場所であると思われるのでやめていただきたいです》
こうしたご意見が記されていますが、全く同意のスタンスです。
神社は昔から、祭りや踊りをやっていたというご意見もあります。
しかし、それは神たちに奉納する儀式であり、自分たちが目立ちたいからやるものではありません。
残念ながら、神職や巫女装束のまま踊るのは、職業倫理が少し足りないように感じました。
神社には、観光客や順調な人たちだけでなく、深い悩みを抱えて、藁にも縋る思いで参拝している人が沢山います。
失業している人、ご自身やご家族の病気回復を願う人、会社の人間関係に悩んでいる人、愛や離別の悩みのある人、受験や就職活動中の人・・・等々、人生レベルの深刻な状態を抱え、真剣に神様にお願いをしにきています。
そういうことがなければ、わざわざ神社にいく人の方が少ないのかもしれません。
真剣な気持ちで参拝する人にとって、神職や巫女の振る舞いや人間性はとても重要です。
遊び半分のような雰囲気があればガッカリするでしょうし、その軽薄さに嫌悪感や恨みさえ覚えるかもしれません。
そのくらい、深い悩みを抱える日本人にとって、神社は心の拠り所になる場所です。
そこまでの深刻さはなくても、神道を信じ、真剣にお参りしている人にとって、周りで音楽をかけたり、踊っている人たちがいれば、集中して祈願することは難しくなります。
道を塞ぐといった分かりやすい形ではなくても、参拝者にとって、神社内で遊んだり騒ぐ人がいれば、それだけで迷惑なのです。
しかしながら、今の時代、この流れを防ぐことは難しいようにも思います。
結局、禁止するのではなく、写真や動画撮影をしてもよい「それ用のスペース」を離れた場所に用意するなど、やってもいいという視点で解決していくしかないのかもしれません。
いずれにせよ、発端となった『神武東征の宮 岡田宮』の言い分には驚かされました。
グローバルな視点をもっているつもりか知りませんが、神道のトップである皇族の人たちが神社の境内で踊ることはないでしょうし、少し考えればわかることをいまだに正せず、公私混合しすぎのように思います。
また、勝手に問題の種をまいておいて、それぞれの神社で対処すべきという考えは、あまりに短慮であり、多くの人たちを不愉快にさせ、批判が殺到するのは当然の流れでしょう。
基本的に今も強気のスタンスのようですが、多くの日本人の感覚やご意見に耳を貸す素直さと知性が必要であり、まだお若い巫女たちを守るためにも、上役や管理者はしっかりとした社会性と職業倫理を備えていく必要があると思いました。
今回は非常に辛口になってしまいましたが、最近はモヤっとする話題が増えていますね。
国の運営も不安定で、多くの人たちが日本の将来を案じています。
伏見稲荷大社の御力と発信が広がり、あらゆる面で、日本らしさが生き続けることを願っています。
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