大人は大人の恋愛を

あんまりピンと来ませんが、今日は成人式ですね。

沢山の人が、大人の仲間入りをしたわけですが、
大人になったから、大人の恋愛が出来るわけではありません。

恋は誰でも出来ます。
でも恋愛は、経験と練習を積まなければ、出来ないものです。

人を好きになるのは、恋。
愛するお相手と折り合っていくのが、恋愛。　だと思っています。

身近なお相手だろうが、テレビに出ている有名人だろうが、
一方的な想いや空想を幾度となく繰り返しても、それは恋愛じゃないのです。


好きな人がいるからといって、恋愛が出来るとは限りません。
誰かと付き合っているからといって、恋愛をしているとは限りません。

満足感と嫉妬心、喜びと不安、信頼と判断力、新鮮さと過去に培ってきたもの…
色んな事柄を上手に調整しながら、お相手を愛し、お相手からの愛を受け取り、
お互いに心地良い状態で未来へ繋げていくことが、恋愛なのだと思います。

これは口で言うほど、簡単ではありません。
練習と経験を重ねることで、理屈ではなく、調度良い感覚が分かってきます。

練習と経験を避けては、大人になろうが、中年になろうが、老人になろうが、
恋愛だけは、思春期のまま…ということになります。

素敵な異性を追いかけるだけで、実質的な恋愛経験がない人、
浮気相手にされたまま、関係が長引いた人、
愛情関係が築けないまま、短期間の肉体的交流を渡り歩いている人…など。

このように本当の恋愛をしていない人は、年齢相応の恋愛観が育っておらず、
ある一定時期（概ね20代中盤頃）を過ぎた頃より、恋愛市場から見放されます。

実質的にも大人と見なされる年齢になったとき、
恋愛練習を重ね、恋愛を体の一部のように身に付けた人と、
恋愛みたいな恋をしてきた人とでは、歴然とした差が生じています。

顔に「恋愛初心者マーク」を貼っているのと同じくらい分かります。

現実的な恋愛を学ばなかった人は、異性に対する何とも言えぬ違和感があります。
「恋愛できませんオーラ」が全身から漂い、恋愛相手として選ばれなくなります。

「純粋で真面目でいい子だし、何が悪いってわけじゃないんだけど…、
何か違うっていうか、心地良さや魅力を感じないし…。恋愛対象じゃないな。」

みたいな印象になっちゃうんですよね。まぁ、分からないでもないですが。
大人だと思いきや、大人の殻を被った子供だったら…恋愛しないでしょ？

これを読んで、遅れを取っていると実感した人、何からでも経験です。
恋愛初心者マークを取っ払って、どんどん恋愛しましょうよ！